Belfast Day 1

8.ベルファスト第1日
8.1 さらばノッティンガム


 ロイズからのノッティンガムからのサウスウェルと、ひたすら寄り道してきましたが、ここからが本番です。北アイルランド、ベルファストに飛びます。

 そもそも、今回の北アイルランド旅行を計画したのは、元々インド人の友人とバルセロナ旅行を計画していたところ、シェンゲンビザが下りず、彼がイギリスを脱出できなくなったことが原因です。彼はインド人とはいえ(←失礼)、一応弁護士なはずなんですが、インド人というのはヨーロッパでどれだけ危険視されてるのでしょうかね。なお、1年間のイギリス留学中にヨーロッパ旅行を試みたインド人の友人はほかにも多数おりましたが、50%くらいの確率でシェンゲンビザを却下されてました。イギリス留学ビザがヨーロッパで信用されていないのか、インド人がヨーロッパで信用されていないのか、それとも両方か、非常に気になるところです。
 で、バルセロナへは仕方なく私ともう1人とで旅行をしたのですが、じゃあ夏に代わりにどこか行こう、ということで私が計画したのが北アイルランドです。歴史的経緯はさておき、北アイルランドはイギリスですから、シェンゲンビザは不要です。ここなら問題なく行ける。

 というわけで、我々はベルファストで合流することとなりました。ベルファストで合流するのにあえてノッティンガムを経由したのは、私がSouthwell競馬場に行きたかった以上の意味はありません。まあ、「せっかくロイズに行くためにロンドンまで出向いたんだから、そこから一度南に戻るのは面倒」という気持ちは少しはありました。

 てなわけで、写真のExif情報を見ると、私がホステルを出たのは午前6時。早起きにもほどがあります。頑張りました。

奥まったところにあるIgloo Hybrid
昔ながらの構造ですね
Broadmarsh Bus Station バスは7時10分ころに
East Midlands空港に到着
航空券
黒塗りしまくるなら
載せなきゃいいのに、という
突っ込みは無用です
コロナ禍で倒産したflybe
イギリスでは大変お世話になりました
機内
コックピットが見えます

8.2 Queen's University Belfast~Ulster Museum

 ベルファストからは友人と合流しますので写真の量が激減します。予想通りと言えば予想通りですが、ノッティンガム1日で撮った写真の枚数と、ベルファスト3泊4日で撮った写真の枚数はノッティンガムの方が多いです。
 そして、ベルファストでは到着した際の空港の写真すらありません。飛行機内の写真が残されている以上、私のポケットの中にデジカメがあったはずなのに。これは友人の方が先に着いていたからだろうな。

 というわけで、ベルファストで最初に訪れたと思われるのはQueen's University Belfastです。何を見てここに行ったのかは記憶から飛んでますが(おそらく、地球の歩き方を見たのだと思う)、とりあえず大学(院)生たるもの、他の大学の偵察を怠ってはならないのでありますな。


 まあ、偵察といっても正面写真を撮っただけです。そして、この正面写真の構図は10年弱経った2025年時点でも、なんとなく自分の記憶にあります。

 そして、大学脇にあるのがUlster Museum。今になってアルスター博物館のWikipediaを見ると、重要展示が分かりますが、こんな真面目な予習をしていった記憶はありません。
 また、私1人で行ったら無駄に写真が残されていると確信しますが、友人と行っているために残された写真の量も20枚ちょっと、うち半分は友人を撮ったものなので展示物の写真はさらに少ない。なにしに博物館に行ったのかはさておくとして、今になって旅行記を書くにあたっては写真を損切りする手間が省けるので助かります。

 それにしても、案内パンフに「見ておくべき10の見所」的なことが書かれているのに、それに関した写真も残ってないのはさすがに我ながら不思議だ。

案内パンフ。地図だけでなく、見所10個を示してくれる親切設計 翼竜の飾り
シロクマ ウラン入りの世界一危険なおもちゃ
休憩する友人2人。現代人らしく隙あらばスマホをいじります Proclamation of the Irish Republic(共和国樹立宣言) 36th Division Base Depot Flag
The Dying CúchulainnとSomme Badge 選挙関連 サウサンプトン⇔ニューヨークを結ぶタイタニック

 アルスター博物館の写真はこれでおしまい。タイタニック関係はSouthampton関係でおさえているだけですから、それ以外となると本当に少ないですな。

 なんとなく重要そうに見える”Proclamation of the Irish Republic”ですが、なんと日本語のWikipedia項目がありません。中国語や韓国語もあるのに。日本人、あれだけ競馬は充実してたのに、このザマです。競馬にしか興味がないのでしょうか。まあ関連する項目を見たらこれの説明が出てきたりはしそうだけど。というわけで、こっちはさすがに載ってるイースター蜂起Easter Rising)。あとでWikipediaを見て勉強します。勉強するならWikipediaじゃなくてもっといいものを見ろ、と言われそうだけど。

 とまあ、アイルランドに関する知識がぶっ飛んでいる(思い起こせばアメリカの小学校でSt Patrick's Dayあたりと関連してアイルランドの何かを勉強した気がしなくもない)のが本当に残念でありますね。

8.3 Maggie Mays Belfast Cafe

 1人行動の場合は昼食を吹っ飛ばすことの多い私ですが、友人と一緒にいるのでちゃんと昼食をとります。といっても、タイムスタンプを見たら午後3時30分ころに入店してるようですが。
 今回の昼食はMaggie Mays Belfast Cafe。アルスター博物館の目の前、三叉路にあるカフェです。いかにもアイルランドといった趣のあるカフェであります。よほど気に入ったのか、ちゃんとGoogle Map上に☆をつけてました。旅行記を書くのに困らなくて助かります。

 今回私が食べたのはBumper fry。これで6.15ユーロだから1000円こえません。これは安い。嬉しそうに食べたものの写真とメニュー写真を撮っていることから見て、このお値段には私も満足していたのではないかと思います。
 こちらのカフェはコロナ禍も乗り越えて、これを書いている2025年11月現在も現存しているようです。素晴らしいですね。なお、本日値段を見たところ、Bumper Fryのお値段は11.5ユーロに跳ね上がっておりました。およそ2倍。円安を考えたら日本円では2倍になってるかな?

入口写真
友人といるので
ひいた写真のために
移動したりはできません
All Day Breakfast トイレの注意書き
It's shorter than you think!!
明るい店内
これで6ユーロは安い メニューとお値段 2025年のメニュー表

8.4 午後の街歩き~Water FrontとThe Big Fish

 食後に残された写真は少ない。とりあえず気になった建物の写真だけ出てきました。建物の写真だけ見せられても建物の名前は分からないのですが、道路の名前が写真に映り込んでたりするとなんとか建物名が判明するという感じであります。
 それにしても、City Hall前でゴロゴロしてたなんて、完全に記憶から飛んでいました。

Crescent Church Assembly Buildings Conference Centre Scottish Provident BuildingにSony Centreの看板
GoogleMapによると、2023年時点で、ソニーは撤退して
PIZZA on the Squareという看板が出ているようです
City Hall 友人がベンチに座っている間、私は寝転んで空を見上げていたと思われます

 続いて、川沿いへ。ここは記憶にあります。怪しい魚のオブジェがあります。その名も、The Big Fish。そのまんまですね。日本人としては、なんという魚か、食べたら美味しいのかが気になりますが、ここはイギリス。Fish & Chipsにしか興味がないのでしょう。
 ちなみに、目の前を流れる川の名前はRiver Lagan。川にも株式会社の前株後株のように、前川後川があるということを学びました。なお、このRiver Lagan、英語のWikipediaを筆頭に21カ国語のWikipediaがありますが、例によって日本語版がありません。日本人は競馬にしか興味がないのでしょうか。

River Laganの様子 The Barge Beacon of Hope
休む青年たち The Quays Sammy the Sealと青年 Google Mapでは
SpotXと出てきました
地震の無い国が羨ましくなる建物です
The Big Fish。John Kidnessさんがつくったようです 登るな、という注意書きは
誰も気にしておりません
船の通るRiver Lagan

8.5 Whites Tavern&City Backpackers

 観光終了。このあとはWhites Tavernへ向かいます。

Queen's SquareとAlbert Memorial Clock

 さて、White's Tavernです。ここは現存するベルファスト最古のパブとして知られております。
 前日、NottinghamでEngland最古のパブを見てきたのでインパクトに欠けますが、とりあえず有名店に入れて満足です。なお、中国人の友人がここに行ったことをFacebookに投稿した痕跡は今でも残っており、そこに「誰もギネス飲んでない」と私がコメントしている痕跡が残っておりました。例によって下戸な私がコーラを飲んでいたのはいいとして、Ascot競馬場でワインを飲んでいたインド人はおそらくワインを飲んでいたと思われます。中国人は何を飲んでいたのだろうか。そして、私はなぜ写真を残していないのだろうか。

店内。飲んだものの写真が残っていない
店舗外観 店舗周りの様子。装飾が賑やか

 それにしても、このWhite's Tavernがある周囲のWine cellar Entryまわり、いい雰囲気だな。
 あと、大通りから中に入る小径のことを”Entry”と呼ぶのはこのあたりの文化だろうか。

 最後に、Spirit of Belfastというよく分からない彫刻。部外者の私にはべるふぁすとのSpiritなどは分からないのです。なお、これがどこにあったかは、Starbucksがなければ分からなかったろうな。

Spirit of Belfastまわりの様子。午後8時ですが、明るいけれど人は少ない

 この日の夜はCity Backpackers Belfast。普通のドミトリー宿です。3人2泊で66ポンド。1人11ポンドだから1泊1人2000円弱。貧乏学生なのでこんなもんです。市街地からはちょっと距離はありますが、まあ友人と一緒にバスに乗ったりするのは苦になりません。



 この宿で覚えているのは、二段ベッドのベッド脇にはコンセントが無く、延長コード的なところでまとめてスマホを充電しなければならなかったことと、近くで寝てたおばちゃんに翌朝いびきの話をされたことくらいでしょうか。ただ、残念ながら、Google Mapによると既に廃業してしまったようです。

 では、また明日。明日は競馬ファンならみんな憧れる、ジャイアンツコーズウェイであります。